首都高速道路 板橋JCT-熊野町JCT間の4車線化により渋滞緩和-埼玉大学と首都高速道路株式会社との共同研究が貢献-
2018/7/13
埼玉大学と首都高速道路株式会社との包括連携に関する協定(2016年2月3日締結)に基づき、レジリエント社会研究センターの睦好宏史教授、牧 剛史教授と首都高速道路株式会社が研究?開発をすすめているプレキャスト壁高欄を用いた、首都高5号線および中央環状線(C2)の板橋JCT~熊野町JCTの3車線から4車線への拡幅工事が完了し、3月18日(日)から4車線での運用が開始されています。
4車線化後の状況(熊野町JCT付近)
(首都高速道路株式会社提供)
首都高速道路株式会社から発表された板橋?熊野町ジャンクション間4車線化後の利用状況によると、走行性の向上として、最大通過台数(1時間毎の板橋JCT⇔熊野町JCT間通過車両数)が約1割増加し、渋滞損失時間は約4割減少したとの結果が示されました。
詳しくは、首都高速道路㈱のホームページをご参照下さい。
http://www.shutoko.co.jp/company/press/h30/data/04/25_itakuma_after/
中央環状線(C2)は2015年3月に全線開通し、都心環状線などの慢性的な渋滞緩和や羽田空港などへのアクセス向上に寄与しており、ジャンクションが4車線化され渋滞が緩和することで、首都圏の高速道路ネットワークが更に効率よく機能されることが期待されます。
埼玉大学では、引き続き地域活性化の中核拠点としての役割を果たしてまいります。
プレキャスト壁高欄の施工状況 (写真は全て首都高速道路株式会社提供)
壁高欄搬入
壁高欄据え付け
無収縮モルタル充填
壁高欄設置完了
参考URL
首都高で初めて採用するプレキャスト壁高欄の実大載荷実験を実施(レジリエント社会研究センター 睦好宏史教授?牧剛史准教授)