小林信一 名誉教授が国際会議ISDEIV2016において、Walter P. Dyke Awardを受賞しました
2016/10/25
小林信一 名誉教授(1969年理工学部卒)が2016年9月に中国 蘇州で開催された国際会議 ISDEIV2016 (International Symposium on Discharge and Electrical Insulation in Vacuum , 真空中の放電と絶縁に関する国際会議)において、同国際会議で最も権威の高い “Walter P. Dyke Award” を受賞しました。この賞は、真空中の放電と電気絶縁の分野に最も貢献した研究者に授与されるものです。
【受賞理由】
研究業績題目「真空中の電気絶縁特性に関する研究-In-situ 表面分析と真空絶縁破壊測定-」
小林信一名誉教授は、本学において表面処理?分析および高電圧試験を真空中で一貫して行うことができる実験装置を開発され、真空絶縁破壊現象における電極表面状態の把握の重要性を指摘し、高電圧電極や電気絶縁材料の表面状態とこれらの真空中の絶縁破壊現象の基礎的なメカニズムを明らかにされてきました。これらの研究成果は、加速器や電力用真空機器の放電制御と耐電圧向上に大きく貢献しました。また、日本における真空絶縁分野の先駆者として、同分野の研究を常にリードし、多数の後進を育てました。以上の功績が高く評価され、同賞の受賞に至りました。
受賞式での記念撮影(右:小林名誉教授)
贈られた賞状
受賞講演の様子
【参考URL】