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研究トピックス一覧

学生がガイドする星空の世界!天文学研究室による星空観望会を実施しています(教育学部 大朝 由美子准教授)

2025/1/27

教育学部自然科学専修/大学院理工学研究科天文学研究室(大朝由美子准教授)は、学内?学外の方を対象に、55cm望遠鏡"SaCRA"や小型望遠鏡などを使った天体観望会を行っています。この取り組みは2010年から毎月開催しているもので、年に数回不定期で各地に赴き、出張観望会として「星空宅急便」も開催しています。以下は観望会を担当している天文学研究室の学生による活動報告です。観望会の魅力や研究室の日々の取り組みが感じられる内容になっていますので、ぜひご覧ください!

星空☆観望会のご紹介 (教育学部 3年 木村 愛さん?大朝 由美子准教授)

本研究室では、学内?学外の方を対象に定例観望会を2010年から毎月開催しています。また、不定期になりますが、年に数回ほど私たちが各地に赴き、出張観望会である“星空宅急便”を開催しています。11月10日(日)にはぐんま天文台にて星空宅急便を開催しました。あいにくの曇天で星が一つも見えない状況だったため、この日は星空解説のみとなりました。

11月19日(火)には、教育学部H棟屋上で第186回星空☆観望会を開催しました。この日はお天気に恵まれ多くの方にご来場いただきました。
定例観望会では、目玉となるSaCRA55cm望遠鏡と数台の小型望遠鏡で、季節や天候に応じてさまざまな天体の観望を行います。SaCRA望遠鏡は、私たちが専用に開発した装置とともに、普段は研究や光赤外線天文学大学間連携事業(OISTER)の共同研究で活躍しています。一方、観望会ではSaCRA望遠鏡に眼視用のレンズを取り付け、来場者の皆さまが直接天体を観察できるようにしています。今回の観望会では屋上の小型望遠鏡で太陽系の惑星である金星と土星を、さらにドームのSaCRA望遠鏡では、土星とh-χ星団と呼ばれる二重星団を見ていただきました。

12月23日(月)には、第187回星空☆観望会を開催しました。2024年最後となる今回の観望会は、先月と同様お天気に恵まれ、ご来場された方に“星を見る”ことを楽しんでいただきました。

今回の観望会は、18時から学内?学外の一般の方向けの定例観望会を開催し、18時半頃からは、埼玉大学理工学研究科が提供しているサイエンスプログラム「科学者の芽育成プログラム」に参加している小中学生に向けた科学者の芽特別観望会を開催しました。

小型望遠鏡とSaCRA望遠鏡では、土星と木星をご覧いただきました。肉眼で見ると点にしか見えない土星や木星ですが、望遠鏡では土星の環や土星の衛星、木星の縞模様や大赤斑などを見ることができます。

今回は双眼鏡も使って、おうし座の散開星団であるプレアデス星団を観察しました。枕草子の一節に登場する『星はすばる』の“すばる”はこのプレアデス星団のことです。平安時代から親しまれてきた“すばる”を肉眼で眺め、その後双眼鏡で観察することで、その違いを実感してもらうことができました。肉眼ですばるを見ると、ぼんやりとしたもやのように見えますが、双眼鏡ですばるを見ると、青っぽい星が集まっている様子をはっきりと見ることができます。

観望会後のアンケートでは、「今日見られてよかった、または印象に残ったものは何ですか?」という質問に対し、小中学生からは「土星の印象が強い」「土星と木星がすごかった」「土星の環と木星の模様が見られてよかった」「すばるがきれいだった」との声が寄せられました。

教育現場では、なかなか望遠鏡や双眼鏡を用いて星を見るという機会を作るのは難しい中で、こうして1人でも多くの子どもたちに、望遠鏡を通して星を見るという機会を提供できたことを嬉しく思います。

ご来場された方からは、ありがたいことに多くの応援メッセージをいただきます。
私たちの星空☆観望会をきっかけに、少しでも星や天文に関して興味を持ってくださる方が増えることを望んでいます。

2025年2回目の第189回星空☆観望会は、2月13日(木)に開催する予定です。そこでは私たち天文学研究室の学生が、今日見ることができる星空の解説をいたします。私たちと一緒に星を楽しみませんか?

ぐんま天文台150cm望遠鏡前で
埼玉大学の屋上から皆既月食を捉えた一枚
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