ベトナム天然資源環境省表敬及び第2回SATREPSダナン市建設廃棄物管理リサイクルに関するワークショップが開催されました(研究機構 戦略研究センター 戦略的研究領域 循環型ゼロエミッション社会形成研究領域 国際共同研究)
2022/7/5
ベトナムSATREPS活動の一環として、6月22日(水)にベトナム天然資源環境省を表敬しました。本学からは、研究機構戦略研究センター戦略的研究領域「循環型ゼロエミッション社会形成研究領域」の川本 健教授(SATREPS研究代表)と小中鉄雄教授がJICAベトナム事務所メンバーとともに参加しました。席上、VO TUAN NHAN(ヴォ?トゥアン?ニャン)ベトナム天然資源環境省副大臣からは、ベトナム循環経済推進において廃棄物適正管理やリサイクルが鍵を握ること、当該分野での日本とベトナムのさらなる技術連携の強化が必要であることが述べられ、本SATREPS活動における建設廃棄物リサイクルにも大きな期待が寄せられました。
また、6月24日(金)には、埼玉大学、ハノイ国立建設大学、ダナン市共催で第2回「ダナン市建設廃棄物管理リサイクルに関するワークショップ」をダナン市で開催しました。ワークショップではこれまでのSATREPS活動成果である建設廃棄物現場分別ガイドラインや廃コンクリート?レンガを用いた路盤材再生砕石の基準案が紹介されるとともに、ダナン市での建設廃棄物管理実態が報告されました。さらに、昨年度実施したSATREPSダナン市建廃実態調査に関する感謝の意がダナン市天然資源環境局長から述べられました。そして、ダナン市との技術協力を強化するために、本学戦略的研究領域「循環型ゼロエミッション社会形成研究領域」、ハノイ国立建設大学、ダナン市との間で建設廃棄物管理とリサイクル促進に向けた技術連携に関する合意(MOU)が締結されました。今後もSATERPS活動を基軸に、本学戦略的研究領域「循環型ゼロエミッション社会形成研究領域」のベトナムでの技術協力連携や国際研究開発活動を推進していく予定です。
現地報道の一例
ベトナムSATREPSプロジェクトに至る経緯
本学とハノイ建設大学(HUCE)とは、2011年11月に大学間協定(MOU)を締結し、これまでも数多くの研究交流?学生交流を進めています。学生交流では、JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の留学生交流支援制度を利用した博士前期課程学生の相互派遣?受入を2011年度より行い、2015年度からは博士前期課程の共同教育プログラム(ジョイントマスタープログラム)を開始しました。そして、これらの交流実績をベースに、2018年からJST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協プログラム(SATREPS)(研究課題名:ベトナムにおける建設廃棄物の適正管理と建廃リサイクル資材を活用した環境浄化および及びインフラ整備技術の開発)を開始しました。
SATREPSホームページ
https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2901_vietnam.html
http://park.saitama-u.ac.jp/~vietnam_satreps/
ベトナム天然資源環境省(ニャン副大臣他)表敬の様子
ダナン市建設廃棄物管理とリサイクル促進に向けた技術連携に関する合意(MOU)締結の様子
前列中央、本学戦略的研究領域「循環型ゼロエミッション社会形成研究領域」川本教授、ハノイ国立建設大学HOA学長、ダナン市天然資源環境局HUNG局長との間で調印