「マイクロ波プロセスを利用した建材用低コスト不燃木材の開発」経済産業省サポイン事業に採択(大学院理工学研究科 廣瀬卓司 教授)
2020/9/2
木材、木製品を製造するみはし株式会社および埼玉大学大学院理工学研究科は、中小企業の新しい研究開発の取組を支援するための令和2年度経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)に採択され、「マイクロ波プロセスを利用した建材用低コスト不燃木材の開発」(事業期間:令和2年度~令和4年度)を実施します。
「公共構造物等木材利用促進法」に合わせて建造物への木材需要が高まっています。そこで、本事業では、木造建造物の防火対策として木材を迅速かつ低コストで不燃化することを目標としています。この課題解決のため、不燃薬液の含浸、乾燥過程にマイクロ波プロセスを利用した新たなマイクロ波乾燥装置と不燃剤の開発による安価で高強度な不燃木材の製造を目指します。
マイクロ波プロセスの原理と効果
マイクロ波乾燥装置の仕組み
なお、本研究開発は、令和元年度中小企業技術活性化助成事業(31東中企助第713号)として支援を受け、得た成果の活用、発展を目指すものです。
【関連出願特許】
特願2020-047431
名称:「防火木材及びその製造方法」
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