第1回の土曜ジュニアセミナーでは「植物のミクロの世界-ムジナモ編」と題して、埼玉が国内最後の自生地である絶滅危惧種の食虫植物「ムジナモ」を取り上げました。約40名の方のご参加をいただき、教育学部?金子康子さんの講演の後、実習に参加されました。
ムジナモは埼玉県羽生市の宝蔵寺沼が国内最後の自生地となった、絶滅危惧種の食虫植物です。総合研究棟のシアター教室で、ミクロの目を通してみた、ムジナモの不思議な生き方を紹介する講義を受けた後、教育学部B棟生物学実験室で、実際のムジナモやムジナモと共に生育する水生生物の世界を五感を使って体験しました。参加者はムジナモがミジンコを捕らえる様子を興味深く観察し、また光学顕微鏡や、電子顕微鏡で見るミクロの世界に目を輝かせていました。
捕虫葉でミジンコ(矢印)を捕獲したムジナモ。
二枚貝のような捕虫葉を開き獲物を待つムジナモ。