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さいたま市水道局と本学で相互に講師派遣-自治体における国際協力とは-

2025/2/12

さいたま市水道局は、1990年代にJICA(国際協力機構)の要請を受け技術協力を開始して以来、30年以上にわたり東南アジアのラオス人民民主共和国に対し水道事業の様々な分野で支援を実施されています。現在も、技術協力プロジェクト「水道事業運営管理能力向上プロジェクト」に参画、また本年からは「草の根技術協力」を通じたラオスへの職員派遣、研修員受入を予定されているところです。

こうした長年にわたる協力実績を学生に紹介すべく、1月21日(火)の「開発と援助の潮流」(研究機構研究推進室 小中鉄雄教授)講義では、さいたま市水道局給水部水道施設建設課の石川智一課長をお迎えし、「さいたま市水道局の国際協力事業とラオス」というテーマでご講演いただきました。講師の石川課長は、2007年から2021年まで短期?長期の専門家としてラオスに派遣された経験があり、講義では水道事業全般、ラオスでの協力事業の現場体験に加え、豊富な現地の写真による同国の文化、生活慣習等まで広くご説明いただきました。受講生からは、「さいたま市水道局が市内のみならず海外でも積極協力してきたことを知り感銘を受けた」「長年の技術協力?交流を通じ醸成した現地との信頼関係の構築が持続可能な成果につながっていると実感した」「自治体ならではのノウハウを生かしたアプローチが可能であり、かつ有効であると知り参考になった」といった感想が寄せられました。

その後の1月29日(水)、今度は同水道局が実施している「国際協力推進検討会議ワーキンググループ」の講師として、本学小中教授が登壇しました。このワーキンググループは、経験の少ない若手職員や国際事業に携わったことのない職員も含め、国際協力に関する情報共有?意見交換の場として活動されているものです。当日は、小中教授より約30名の水道局?本庁職員に対し「自治体における国際協力」という題目の下、現下の国際情勢、自治体が国際協力に参加する意義や関連支援スキーム、海外の現場で求められる人材像等につき講演し、さいたま市水道局の更なる国際展開への期待が述べられました。

「国際協力」を切り口にした今回のさいたま市水道局との相互交流は、本学が基本方針の中で示唆している「地域社会のニーズに応じた人材育成」「多様なグローバル人材の育成」に資する機会になったと考えられます。

さいたま市水道局石川課長による本学講義での講演

研究機構研究推進室 小中教授による水道局での講演

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