和食から日本文化を学ぶ、皆さんの郷土料理は?-日本料理「賀茂川」店長 長谷川 裕志 氏をお招きした講義を開催-
2025/1/22
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
1月16日(木)の講義では、川口市にある日本料理店「賀茂川」店長 長谷川裕志 氏をお招きし、「和食とは-日本の国土?風土の中で独自に発達した料理」と題した講義を行いました。
まず、お正月のおせち料理や五節句の行事料理、日本食文化の特徴、縄文時代から続くその歴史についてお話しいただきました。また、西洋料理のブイヨンと日本料理の出汁の違いや、日本の関東と関西における味付けの違いについてもご説明いただきました。この日のためにご持参いただいた三方に実際に触れ、鰹節削りを体験するなど実践的な学びの場も設けていただきました。
ディスカッションでは、「我が家の味」「郷土料理」をテーマに学生たちが発表を行いました。留学生からは「サワークラウト(ドイツ)」や「ロボ(オーストラリア)」、日本人学生からは東北地方の郷土料理「芋煮」や「イカニンジン」などが紹介され、互いの食文化を学ぶ機会となりました。
最後に、長谷川氏から「今後、日本に限らず世界的に食糧難が予想される中で、食の安心を求め、保護?継承を進めるための情報発信や食育に取り組みたい」とのお話をいただきこの講義を通じて食文化について深く学ぶことができました。