「皇室」について学ぶ-元宮内庁副式部官 竹元正美 大使を迎えた講義を開催-
2024/11/26
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
11月21日(木)の講義では、宮内庁東宮侍従、外務省儀典官、宮内庁副式部官、ウルグアイ大使等を歴任された竹元正美氏をお招きし、「皇室のお話」をテーマにご講演いただきました。
まず皇室の基本構成や特徴、ご公務の内容について、最近の話題を交えながら分かりやすく解説してくださいました。皇族の方々の日常や国際的な公務のエピソードは、学生たちの関心を引きつけました。さらに、皇位継承問題では、その歴史的背景から現在直面している課題までを幅広く取り上げ、皇族の減少に伴う現状や将来的な課題についても触れられました。
その後、「皇位継承問題」をテーマとしたグループディスカッションを行いました。この討論では「男系継承を維持すべきか」「女性天皇を認めるべきか」「女系継承をどう考えるべきか」といったポイントについて、日本人学生と留学生が一緒になって、それぞれの視点から意見を交わしました。各グループでは活発な議論が行われ、異なる文化的背景や価値観を反映した多様な意見が寄せられました。
この講義を通じて、学生たちは歴史や文化について学ぶだけでなく、異なる視点を共有し、未来を見据えた議論の重要性を体感しました。
グループディスカッションの様子