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漆の箸づくりから学ぶ日本工芸-工芸家 三田村 雨龍氏による講義を開催

2024/11/12

講義後の記念撮影

日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。

11月7日(木)の講義では、蒔絵工芸家の三田村雨龍氏をお招きし、「箸」を題材に日本の工芸を学びました。箸づくりには、折れてしまったバットから出る端材を再利用しており、大リーグの有名選手が使ったバットの端材が含まれているかもしれないという期待も抱きながら、製作に取り組みました。

マイ箸作りはまず、”ひとあた”(利き手の親指と人差し指を直角に広げた指と指の長さを1.5倍した長さ)の長さに小さいのこぎりで切るところからスタート。次に、紙やすりを使って切り口を滑らかにし、長さを整え、その後、各自がカラーペンで好きな色や柄を描き、国を代表する色などを取り入れながら、思い思いのデザインを施しました。
先生からは「箸の口に入れる部分には樹液で作られた漆がコーティングされているため安心して使用できること、使い捨ての割り箸は便利だが、マイ箸は繰り返し使える点で環境にやさしく、SDGsの観点からも天然素材でできたものを持つ意義を考えてほしい」というお話をいただきました。完成は後日ということで、仕上がりを楽しみにしながら講義を終えました。

ご指導いただいた蒔絵工芸家の三田村雨龍氏
マイ箸作りの様子
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