教育学部附属小学校創立150周年記念式典を開催
2024/6/17
6月10日(月)、埼玉大学教育学部附属小学校(さいたま市浦和区)創立150周年記念式典が校内で盛大に行われました。式典には多くの関係者が集い、歴史と未来へ思いを馳せる感動的な一日となりました。
式典は2部構成となっており、第一部での学校長式辞では、石上城行校長(埼玉大学教育学部教授)が、歴代の保護者、同窓会、後援会、地域の方々、そして関係者の支援に深い感謝の意を表しました。創立以来、地域教育の中心として研究教育を実践し、多くの卒業生が多方面で活躍してきたこと、そして次世代に向けた自主性を育む教育の重要性を強調しました。
次に、実行委員長の田所豊氏(ダイアモンド?ユカイ氏)より挨拶をいただきました。田所氏は2年にわたる準備期間を振り返り、式典が無事開催できたことに感謝の意を示しました。また、自身の楽曲「ムクロジの木」が記念合唱曲となったことへの思いを語り、式典当日に植樹した記念樹が児童たちを見守り続けてくれると語っていただきました。
大学からの挨拶では、坂井貴文学長は、附属小の歴史を振り返り、先人たちの努力に敬意を表しつつ、現代の課題であるダイバーシティや働き方改革に対する附属小の実践を評価しました。今後も大学と協同し、埼玉の教育に寄与する決意を述べられました。続いて、戸部秀之教育学部長も、急速に変化する世界の中でも変わらない先生や児童の眼差しを大切にし、児童が夢に向かって歩み続ける学校について述べられました。
来賓祝辞では、大野元裕埼玉県知事、日吉亨埼玉県教育長、清水勇人さいたま市長、細田眞由美さいたま市教育長が、関係者へのお祝いの言葉と、これからの時代を担う児童たちへ激励のメッセージを贈りました。続く来賓紹介や祝電披露、記念品披露、卒業生お祝いの言葉、児童代表の言葉が続き、校歌の合唱で第一部は締めくくられました。
第二部では、まず150周年スライド上映が行われ、附属小の歴史を振り返る映像が流れました。これまでの歩みと多くの思い出に感慨深い時間を過ごしました。
次に、活躍する卒業生からのメッセージとして、お笑いタレントのレッツゴーよしまさ氏からのビデオレターが披露され、俳優の南沢奈央氏は自身の小学校時代の思い出を振り返りながら、児童たちへ激励のメッセージを会場で贈っていただきました。
続いて、楽曲「ムクロジの木」の講話が行われ、作曲者の平井夏美氏、作詞者のダイアモンド?ユカイ氏、編曲者の山川恵津子氏が登壇しました。3名は楽曲に込めた思いを熱く語っていただきました。
そして最後に、特設合唱団による「ムクロジの木」の演奏が行われ、参加者全員が心を一つにして歌声を響かせ、感動に包まれながら式典は幕を閉じました。
長い歴史を経た埼玉大学教育学部附属小学校は、これからも未来を担う児童たちの成長を見守り続け、次の150年に向け歩んでまいります。
参考URL 埼玉大学教育学部附属小学校ホームページ