お作法から日本の心を学ぶ―角田理友先生を招いた講義を開催―
2023/11/15
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講義後の集合写真
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
11月9日(木)の授業では、華道の授業でも講師を務めていただいた角田友仙先生をお招きし、日本の作法を学びました。講義の前にスリランカとインドの民族衣装「サリ」を披露し、ウクライナからの留学生は友人から借りた衣装を見せてくれました。
その後の講義ではまず、日本では古来、家庭から作法を学び受け継がれてきたこと、作法とは相手への思いやりからくる日本の礼儀を重んじた文化というお話をいただきました。
その後、座学として日本の玄関や和室の作り、床の間がある和室に案内された際の上座の位置などを最初に学ぶグループと、お箸の使い方、和食のお膳の並べ方について学ぶグループの2つに分かれ、実践を通して作法を学びました。
講義の最後は、留学生が各国の挨拶を披露。握手、ハグ、お辞儀等の多様な挨拶に、参加者は大いに盛り上がりました。特に印象的だった挨拶は台湾で、まずお互いの容姿などの感想を話し元気よく握手やハグを交わすといった挨拶を披露しました。作法から日本流の心遣いを学ぶと同時に、各国の挨拶作法を学んだ本講義は、日本人学生?留学生双方にとって、大変有意義なものとなりました。
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立ち上がる時はゆっくりとつま先をたててから 大塚先生(左) 角田先生(右)
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手をそろえて丁寧にお辞儀します
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ウクライナの衣装
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インドとスリランカの民族衣装「サリ」
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台湾の挨拶は元気いっぱいお話ししながら