日本の高校生達がベトナムSATREPSプロジェクトを見学しました(研究機構 戦略的研究領域 循環型ゼロエミッション社会形成研究領域 国際共同研究)
2023/8/8
令和5年8月2日、都立町田工科高等学校の生徒15名と教師7名(うち2名は都立荒川工科高等学校)が、ベトナムハノイ国立建設大学のSATREPSプロジェクトを訪問しました。本プロジェクトは、2017年に本学大学院理工学研究科 川本健 教授を研究代表者とする「JST-JICA地球規模課題対応科学技術協定プログラム(SATREPS)プロジェクト」に採択されたことを機に、ベトナムの建設廃棄物管理やリサイクル推進に共同で取り組んでいます。
町田工科高等学校のベトナムスタディツアーは6日間の日程で、日系の企業見学や現地校との交流、現地大使館、JICAベトナム事務所訪問、市内観光と盛りだくさんの内容です。SATREPSプロジェクトメンバーは、建設廃棄物のリサイクルを例としたベトナムや日本の現状を紹介しながら、プロジェクトのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとともに、日本との国際共同研究や技術協力について紹介しました。都立町田工科高等学校池上校長からは「日本にいるとなかなか海外に目が向きにくい」とのお話があり、プロジェクトメンバーとしても、ベトナムでの国際共同研究活動を通して、日本の若い世代の国際性涵養やグローバルな視点の育成に貢献できればと思います。
ベトナムSATREPSプロジェクトに至る経緯
本学とハノイ建設大学(HUCE)とは、2011年の11月に大学間協定(MOU)を締結し、これまでも数多くの研究交流?学生交流を進めています。学生交流では、JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の留学生交流支援制度を利用した博士前期課程学生の相互派遣?受入を2011年度より行い、2015年度からは博士前期課程の共同教育プログラム(ジョイントマスタープログラム)を開始しました。そして、これらの交流実績をベースに、2018年からJST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協プログラム(SATREPS)(研究課題名:ベトナムにおける建設廃棄物の適正管理と建廃リサイクル資材を活用した環境浄化および及びインフラ整備技術の開発)を開始しました。
SATREPSホームページ
https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2901_vietnam.html
http://park.saitama-u.ac.jp/~vietnam_satreps/
研究機構 戦略的研究領域 循環型ゼロエミッション社会形成研究領域
https://park.saitama-u.ac.jp/~zero-emission/
都立町田工科高等学校学生達と現地SATREPSメンバーとの集合写真
ベトナムSATREPSラボ見学の様子
都立町田工科高等学校 堤箸先生からのご挨拶
参考URL