受講生の「後世に残したい文化」とは?ー最終講義でひとりひとりが発表
2023/1/30
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授業後の記念撮影
留学生が鬼役になって、日本の節分体験もしました
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
今年度最後の授業が1月26日(木)に行われました。これまで様々な日本文化に精通された講師をお招きして開催してきましたが、今回は、受講学生がそれぞれの出身地域や国の「後世に残したい文化」を一人ずつ発表しました。
韓国からの留学生は、時間ではなく歌いたい曲数で金額が決まっており、安価でカラオケすることができる「コインカラオケ」という流行の文化を紹介。一方、日本語でおまけを意味する「ドム」という伝統文化を紹介してくれた留学生も。これは、ひとつ分の値段でもうひとつもらえるといったことの他に、おつかいの子どもにお店の人がおまけしてくれることも指し、人の温かさを感じられる文化なので残したいと話してくれました。またタイからの留学生は、タイの旧正月である「ソンクラーン」は、離れて暮らす家族が集まる日なのでなくならないでほしいと、紹介した理由を説明しました。
日本人学生は出身地の名物の紹介もあれば、こたつや温泉といった日本人には馴染みのものやマンガ?アニメといったサブカルチャー、JPOPの歌詞の魅力について語ってくれた学生もいました。
35名全員が違う文化をテーマに発表を行いましたが、「幼い頃から慣れ親しんだ文化なので、なくなってしまったら悲しい」との思いから、発表テーマを選んだ学生が多くいました。
全15回の授業の中で講演や体験を通して日本文化を学んだ学生たち。日本文化を継承するだけでなく、新たな文化を創造する担い手となってくれることでしょう。
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発表を行う留学生