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外国にルーツを持つ子どもたちとつくる、新たな教室文化を考える -埼玉大学連続市民講座 part 13「危機の時代Ⅱ -しなやかな社会を目指して-」開催報告

2022/10/3

9月17日(土)、埼玉大学連続市民講座 part13「危機の時代Ⅱ-しなやかな社会を目指して」の第5回講義をオンラインにて開催しました。

今回は、教育学部 磯田 三津子 准教授が講師として登壇。「多様な文化と生きる-外国につながる子どもたちと教育-」をテーマに講演をおこないました。

講義ではまず、磯田准教授が「外国につながる子どもたちと教育」について研究を始めた背景を説明。京都市在住時、地域に外国、特に韓国につながりを持つ人々が多く暮らしており、交流を通して彼らの日本での暮らしや異文化との共生、外国にルーツをもつ子どもたちの教育について学び、研究を進めてきた旨の説明がありました。

現在、日本には外国にルーツを持つ人々が多く暮らしていますが、在日コリアンの人々を代表とする、1910年頃から戦前?戦後に日本へ移ってきた人々は「オールドカマー」、1990年代以降に日本へ移り住んだ、中国、ブラジル、ベトナムやフィリピンにルーツを持つ人々は「ニューカマー」と分けて呼ばれています。

ニューカマーの子どもたちは、コミュニティー内での自分を「振る舞いや見た目が周囲とは違う、異質な存在」と捉えがちで、「日本語が分からない」「直ぐに母国に帰るから」「学校へ行くためのお金がない」等の理由から、不登校?不就学のリスクが高いことが知られています。しかし、これはニューカマーの子どもたちに限った問題ではなく、1960年代、70年代にはオールドカマーの子どもたちも同じ問題を抱えていたことが分かっています。磯田准教授は、外国にルーツを持つ子どもが抱える問題は未解決のまま現在に至ってしまったと、現状を分析します。

その解決策の一つとして磯田准教授が提案するのが、肯定的な民族アイデンティティの形成です。日本の生活に適応するだけでなく、自分の国や民族?文化を肯定的に捉え、誇りを持つことで、自分自身の捉え方を「周りと違う、異質な存在」から「自分は周りと違うかもしれないけど、輝いている存在」に変えることができると磯田准教授は説明します。そして、肯定的なアイデンティティ形成に向けた取組として、韓国にルーツをもつ子どもが多く住む、大阪市の小学校における「国際クラブ」の取組が紹介されました。

磯田准教授は最後に、外国につながりのある子どもとつくる、新たな教室文化の必要性を訴え、「子どもたちが自分たちの文化を大切にし、それを認めることができる日本人を育てることが、これからの学校教育では必要だと思います。」と講義を締めくくりました。

ウェビナーの様子

参考URL

埼玉大学連続市民講座 part 13 「危機の時代Ⅱ-しなやかな社会を目指して-」 このリンクは別ウィンドウで開きます

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