女子中学生?保護者向け「サイエンス体験サマースクール」を開催しました
2022/9/29
8月27日(土)、女子中学生とその保護者向けに『サイエンス体験サマースクール』を開催しました。このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」(WISE-P)の一環として実施され、今回は令和3年度に引き続き2回目の開催となります。
午前中はサイエンス体験と保護者向けにラボ中継と懇談会を開催しました。サイエンス体験は、理学系および工学系の8つの研究室で実験を行いました。実験に参加した女子中学生からは、「学校にはない器具や薬品を扱うことができて、楽しかった。」「生物は苦手だったが、生物の実験がこんなにおもしろいんだと知ることができた。」といった感想が寄せられました。
研究室での実験の内容は下記の通りです。
1 重力を測る
2 発光する金属化合物を合成してみよう
3 細菌の顕微鏡観察
4 魚のヒレの長さはどのようにして決まるのか
5 紅茶からカフェインを取り出してみよう
6 未来を変える新材料 カーボンナノチューブで熱を電気に変えてみよう
7 画像処理とロボットプログラミング
8 水の浄化実験から環境を学ぼう
懇談会では保護者から、理系に進学する際に親が何を心がけたら良いかや、ご自身が大学で工学系分野を専攻した方からは女子学生が少ない専門分野で過ごすことの心配などが語られました。本学の理学系?工学系の教員らがそれらの質問に応答し、「大学生がどんな勉強をしているのか、どんな生活をしているのかを知ることができた。」といった声をいただきました。
午前中のサイエンス体験の様子
午後の部では、「女子大学生?大学院生と語ろう!」と題し、専門分野の異なる6名の理系の女子大学生および大学院生が5分ずつ大学での研究や過ごし方について話し、その後小グループに分かれて女子中学生と円座になり意見交換しました。理系女子学生からの生の声を聞いた参加者は、「大学が何をするところなのかイメージを持つことができて、とても刺激になった。」「文系、理系のこだわりはなかったが、理系への進路を考えたい。」と、大学生活や研究について、理解を深めていただくことができました。
午後の部「女子大学生?大学院生と語ろう!」の様子
閉講式では、石井理工学研究科長から、一人一人に修了証書が手渡されました。
埼玉大学ダイバーシティ推進センターは、今後もこのようなプログラムを開催予定です。WISE-Pのホームページにご案内しますので、是非ご参加ください。
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