第3回ハノイ国立建設大学―埼玉大学ジョイントセミナー2022が開催されました(大学院理工学研究科 川本健教授 共同研究)
2022/3/7
埼玉大学(SU)ベトナムSATREPSプロジェクトと東アジアSD研究センター、ハノイ国立建設大学(HUCE)共催で、第3回「HUCE―SUジョイントセミナー2022」がオンラインで2月24日に開催されました。
HUCEと本学のジョイントセミナーは2018年、2019年に続き今回が3度目の開催で、今年のテーマはSustainable and Green Development in Asiaでした。ジョイントセミナーでは、本学国際開発教育研究センターの飯島教授やHUCEグエン副学長と本学重原理事(研究?産学官連携担当)?副学長から埼玉大学とベトナムのこれまでの人材交流や活発な国際共同研究が紹介され、東アジアSD研究センター長の田口教授からはアジアにおける持続可能な開発及び循環経済の重要性が述べられました。その後、基調講演として本学国際開発教育研究センターの飯島教授からはこれまでの日本のベトナムに対する開発支援の歴史が紹介され、HUCE環境学部長のトラン准教授からは建設廃材を利用した新たな水処理技術開発が紹介されました。テクニカルセッションでは、双方の大学の博士後期課程から計8件の研究発表が行われ、60名以上の参加者とともに活発な議論?意見交換が行われました。
HUCE-SUジョイントセミナーは次年度以降も継続し、SATREPS活動成果の報告を行うとともに、本学が推進する文理融合?複合科学的見地からの東アジア地域研究をさらに強化する場として活用していく予定です。
現地報道の一例
ベトナムSATREPSプロジェクトに至る経緯
本学とハノイ建設大学(HUCE)とは、2011年の11月に大学間協定(MOU)を締結し、これまでも数多くの研究交流?学生交流を進めています。学生交流では、JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の留学生交流支援制度を利用した博士前期課程学生の相互派遣?受入を2011年度より行い、2015年度からは博士前期課程の共同教育プログラム(ジョイントマスタープログラム)を開始しました。そして、これらの交流実績をベースに、2018年からJST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協プログラム(SATREPS)研究課題名:ベトナムにおける建設廃棄物の適正管理と建廃リサイクル資材を活用した環境浄化及びインフラ整備技術の開発)を開始しました。
発表者?参加者に対する歓迎挨拶を述べる
HUCEグエン副学長
重原理事の祝辞
東アジアSD研究センター田口センター長の祝辞
セミナー参加者記念撮影
国際開発教育研究センター 飯島教授による基調講演
参考URL
【SATREPSホームページ】
?https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2901_vietnam.html
?http://park.saitama-u.ac.jp/~vietnam_satreps/