2021年度日本ソノケミストリー学会奨励賞を受賞(大学院理工学研究科博士前期課程1年 伊藤北斗さん)
2021/12/20
研究室の仲間と(前列中央が伊藤さん)
10月29日(金)及び30日(土)に行われた2021年度第30回ソノケミストリー討論会において、大学院理工学研究科博士前期課程1年 伊藤北斗さんが、奨励賞を受賞しました。
日本ソノケミストリー学会は、1992年に「ソノケミストリー研究会」として発足し、超音波が関与する化学現象を専門とする研究者や技術者が在籍する学術団体であり、同分野では世界的に見ても大きな規模の学会です。2007年に現在の学会名に改称し、ソノケミストリーの学術の発展及び技術の向上に寄与することを目的としています。
今回、伊藤さんが受賞した奨励賞は、研究内容及び成果の理解度、発表技法等が優れていると評価された若手研究者に授与されるものです。
受賞者 |
大学院理工学研究科 環境システム工学系専攻環境制御システムコース 博士前期課程1年 伊藤北斗さん |
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指導教員 | 大学院理工学研究科 関口和彦 准教授 |
賞の名称 | 2021年度日本ソノケミストリー学会奨励賞 |
受賞題目 | 超音波ミストを用いたフェントン反応の気相応用に関する検討 |
伊藤北斗さんのコメント
「環境」について研究したいと思い埼玉大学に入学したのですが、関口先生が水の浄化や大気をきれいにするといった内容の授業を行っていて、また、私たち学生が成長できるような指導をしてくださるので、関口先生の研究室に所属を決めました。今回受賞できたのも、関口先生のご指導はもちろん、研究室の仲間たちからも意見をもらえたからだと思うので、この研究室に所属できて本当に良かったです。
研究では、実験を行うまでに長い時間をかけて準備をしても、ちょっとした間違いで無駄になってしまうこともありますが、実験結果に自分の狙った傾向がみられたときは、最高に気持ちいいですね。
今後は自分の研究に励むだけでなく、後輩たちにノウハウを伝えて行けたら良いなと思ってます。
関口准教授より祝福コメント
伊藤さんは、研究の方向性や実施内容を、自分自身で納得のいくまで考えてから行動することができる学生です。自分の考えをしっかり持っているからこそ、ディスカッションが活発なソノケミストリー学会において、厳しい質問にも明確に答えることができ、受賞につながったと思います。
今回は、これまでの努力が認められた形での受賞となりましたが、まだまだやることはたくさんあります。一歩一歩着実に頑張ってください!期待しています。
研究の様子
伊藤さんと指導教員の関口先生
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