ゼミで議論を重ねた政策提言を埼玉県知事に届けた!-知事と埼玉大学学生の意見交換会-
2021/11/12
政策提言が行われた全学講義棟1号館301講義室の様子
11月4日(木)、本学の学生が、大野元裕埼玉県知事に政策を提言する「知事と埼玉大学学生の意見交換会」が開催されました。この取り組みは、若者の感性を県政に活かすとともに、学生に生きた学習の場を提供することを目的とし、2010年に始まり今回で12回目を迎え、これまでに学生たちの提案をもとに実現に至った政策もあります。
【これまでに提言が反映された主な事例】
?遊びながら消費者トラブルを疑似体験できる「悪徳商法体験ボードゲーム」を県内の高校などへ配布
?がん検診を我が事に感じるようにデザインを工夫した、思わず内容を確認したくなる圧着式の子宮頸がん検診受診勧奨はがき
?ドライバーの歩行者優先意識を醸成する、感謝メッセージ型反射式電柱幕「止まってくれて ありがとう」
?インスタグラムを活用し、学生がPR大使となって県産農産物の魅力を発信
?県内公園のウォーキングコースに企業協賛を得て消費カロリー表示看板を設置
?自主防犯活動の活性化のため、県職員有志による「県庁防犯隊」を発足
挨拶する坂井学長
発表した学生に質問する大野知事
開催に先立ち、坂井学長より学生に向けて「知事と学生の意見交換は学生の経験値を上げるキャリア教育の場として、本学としても貴重な取組と位置づけています。学生の皆さんはこれまで仲間や指導教員とのディスカッションで得られた様々な成果を全部発表してもらいたい、社会還元に繋げる第一歩にしてもらいたい。」とエールが贈られ、また、大野知事は「新型コロナウイルス感染症がもたらした厳しい状況の中で、例えばデジタルトランスフォーメーションの分野ではこれまで予期しない進展が成し遂げられました。今後、皆さんが生きていく時代では、デジタルトランスフォーメーションに止まらず、地球温暖化、持続的な発展、急激な少子高齢化、更に大きく変化する安全保障、本当に大きな変化が待ち受けています。是非、こういう機会を活かして、改めて皆さんに今後の未来への取組を考えてもらいたい。」と学生への期待を述べました。
【政策提言のテーマ】
(1) 時代の先をゆく!明日をリードするためにアスリート雇用という選択肢を!
~アスリート雇用を増やすためにアスサポにできること~(経済学部 金井郁教授ゼミ)
(2) 訪れよう!生まれかわった埼玉県庁(工学部 久保田尚教授、小嶋文准教授ゼミ)
(3) その悩み、1人で抱えないで ~ストーカーは早期相談!~(経済学部 江口幸治准教授ゼミ)
(4) 消防団:3step-D プロジェクト(経済学部 齋藤友之教授ゼミ)
(5) 皆で広げようヤングケアラー支援の輪(経済学部 大津唯准教授ゼミ)
各ゼミによる発表後、特に経済学部大津唯准教授ゼミから提案のあったヤングケアラーオンラインサロンについては、大野知事より実現化に向けて強い関心が示されました。
最後に、大野知事から全体を通しての講評があり「有意義な時間でした。今回は知事という立場ではなく、皆さんの意見に対する阻害要因を考えず、ある意味傍観者として皆さんの意見をストレートに聞かせてもらい、大変刺激を受けました。これはこう活用したら良いということでヒントをもらったり、今回の提案の中には、これで終わりにせず実現に向けて今後相談しながら進めていきたいものもありました。」と学生に語りかけ、その後、大野知事と学生による記念撮影も行われ、盛会のうちに終了しました。
- 【記念撮影】金井ゼミ
- 【記念撮影】久保田?小嶋ゼミ
- 【記念撮影】江口ゼミ
- 【記念撮影】齋藤ゼミ
- 【記念撮影】大津ゼミ
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