教育学部 澤崎俊之教授がさいたま市桜区役所職員研修の講師を務めました
2021/9/27
9月15日(水)、さいたま市桜区役所にて行われた職員研修で、本学教育学部 澤崎俊之教授が講師を務めました。澤崎教授は、これまでも本研修の講師を務めており、今年は新型コロナウイルス感染症防止策を講じた上で、18名の職員の方を対象に、「コミュニケーション能力の向上~アサーションを学ぶ~」と題して講演を行いました。
まずは、「アサーション」について理解を深めました。アサーションとは、「自分も相手も大切にした自己表現」のことで、「自己把握、自己表現、聞く姿勢」の3つのプロセスからなり、相互交流の中でのお互いの変化や歩み寄りの過程が重視されます。コロナ禍でフィジカルな距離が必要とされ、人と人との関わりが制限されている今、まさにこのアサーションが必要であることを説明しました。
また、受講生がペアになり演習を行うことにより、お互いを信頼しあうことを経験してもらいました。
最後に、アサーションの技法の一つである「DESC法」について説明があり、相手と向き合って自分の気持ちを表現するのは簡単なことではないかもしれませんが、積極的に相手と関わりを持ち、お互いに歩み寄って問題解決を目指してほしいと締めくくりました。
受講された方からは、「アサーションの考えである自分も相手も大切にした自己表現の大切さを学ぶことができたので、今後はその技法の一つであるDESC法を意識したコミュニケーションを職員間だけでなく、窓口でも活用し、市民満足度を上げたい等」といった感想が寄せられました。
講演する澤崎教授
ペアで演習を行った様子
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