教育学部附属特別支援学校 佐藤容亮 教諭がパラリンピックの聖火リレーに参加しました
2021/9/9
8月20日(金)、埼玉大学教育学部附属特別支援学校の佐藤容亮教諭が聖火ランナーとして、東京2020パラリンピック聖火リレーに参加しました。
佐藤教諭は、高等部の教員として、生徒の教育に携わるだけでなく、知的障害のある団員で活動している劇団「はなまる」に20年前から参加し、脚本と演出を担当するなど、障害のある方たちとの交流を大切にしています。
障害や共生社会について考えるきっかけとなったのが、本学教育学部への入学。どんな障害があっても、その創意工夫の中で自分の能力を最大限に発現させるパラリンピックは、共生社会に向けた素晴らしい表現の場であると考え、その実現に向けて聖火を運ぶ担い手になれたらと応募した聖火ランナーに選ばれ、東京障害者総合スポーツセンターを走行しました。
そして、9月6日(月)、全校の児童生徒で行う「全校朝会」で、当日の写真や動画を交えて、聖火ランナーを務めたことが報告されました。テレビなどでオリンピック?パラリンピックや聖火リレーを見ていた児童生徒も多く、佐藤教諭がユニフォーム姿でトーチを持って現れると大きな拍手と歓声が上がりました。希望する生徒にトーチを持ってもらうと「重たい!」「ピンク色できれい!」「テレビで見たのと同じだ!」などの感想を口にしながら、素敵な笑顔を見せてくれました。
佐藤教諭のコメント
トーチの重み、聖火の熱さから大会に関係する方々の想いの大きさや強さを感じました。会場ではたくさんのスタッフに感激するくらい温かく丁寧な対応をしていただき、選手やメディアに日本のボランティアスタッフが絶賛されている理由がよくわかりました。
どんな人にも壁のない社会の実現に向けて、改めて自分自身にできることに取り組んでいきたいという思いを新たにすると共に、人と人との結びつきやたくさんの人の支えの中で自分がいるということに感謝する機会になりました。
聖火をつなぐ佐藤教諭
生徒たちにトーチを披露した際の記念撮影
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