第72回日本電気泳動学会総会優秀ポスター賞を受賞(大学院理工学研究科博士前期課程1年 大野萌衣さん)
2021/8/12
大野さんと指導教員の齋藤教授
大学院理工学研究科博士前期課程1年 大野萌衣さんが、第72回日本電気泳動学会総会にて優秀ポスター賞を受賞しました。日本電気泳動学会は、電気泳動法および関連する周辺技術の進歩と普及をはかり、医学、生物学、獣医学、薬学、農学など幅広い領域における応用研究を促進することを目指して活動を行っている学会です。
今回受賞した優秀ポスター賞は、7月14日~16日にかけて開催された第72回日本電気泳動学会総会にて行われたポスターセッションにて、特に優れた発表をした方に贈られるものです。
受賞者 |
大学院理工学研究科化学系専攻応用化学コース 博士前期課程1年 大野萌衣さん |
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指導教員 | 大学院理工学研究科 齋藤伸吾 教授 |
賞の名称 | 第72回日本電気泳動学会総会 優秀ポスター賞 |
受賞題目 | ホロ/アポ変換二次元尿素PAGEによるヒト血清試料中トランスフェリンの鉄結合状態と遊離Fe(III)濃度の測定 |
大野萌衣さんのコメント
同じ研究室の仲間がポスター賞を受賞したことに刺激を受けて、私も賞を目指して参加したので、受賞者として名前が呼ばれたときは、とても嬉しかったです。
学部生のときは発表することが怖かったのですが、今回は分かりやすく伝えることはもちろん、魅力的に伝えられるように努めました。齋藤先生には、学びの機会をたくさんいただいて感謝しています。
私の研究内容は分析方法の開発なので、さらに高性能化できるよう、分析の対象や範囲を広げたりしていけたら良いなと思っています。少し気分が落ち込んでいるときでも実験を始めると楽しくなるくらい、実験が好きなので、将来は分野が変わっても、実験操作を行えるような職業に就きたいと考えています。
齋藤伸吾教授より祝福コメント
大野さんは、自分の研究をアピールする力を磨き上げてきました。その点が特にすばらしいと思っています。一度他の学会で賞を逃してしまったのですが、改善点を見つけアップデートすることで、今回の受賞につなぐことができました。前回の経験を活かし、とてもよい口頭説明だったと思います。
コロナ禍のため、これから思うように研究ができないかもしれません。その中で工夫して進めていくことも実力のうちなので、ぜひ頑張ってもらいたいです。そして良い成果を出して、また学会で発表をしたいと思えるように、研究を楽しんでもらいたいなと思っています。
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