第10回JACI/GSCシンポジウムにてGSCポスター賞を受賞(大学院理工学研究科博士前期課程2年 熊木渉さん)
2021/7/23
受賞したポスターを背景に 指導教員の三浦教授と熊木さん
6月29日、大学院理工学研究科博士前期課程2年 熊木渉さんが、第10回JACI/GSCシンポジウムにてGSCポスター賞を受賞しました。公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)は、技術革新の原動力となる新たな化学技術を発展させるため、革新的化学技術の創生や知的技術基盤の整備に貢献する諸事業を推進し、新たな化学技術の普及と利用促進を通じて産業の国際競争力の強化を図り、それにより社会の維持的発展及び国民生活の向上に寄与することを目的としています。
熊木さんが受賞したGSCポスター賞は、35歳以下の若手研究者?技術者を対象として、発表の内容、GSC推進への貢献度、プレゼンテーション等において特に優れた研究に贈られるものです。産学官の委員が審査を行い、今回は161件の応募発表の中から19件が選ばれました。
※GSC:グリーン?サステイナブル ケミストリーの略。
人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える化学と定義されています。
受賞者 |
大学院理工学研究科化学系専攻応用化学コース 博士前期課程2年 熊木渉さん |
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指導教員 | 大学院理工学研究科 三浦勝清 教授 |
賞の名称 | 第10回JACI/GSCシンポジウム GSCポスター賞 |
受賞題目 | 臭化水素を用いるアルキンの位置及び立体選択的なラジカル的ヒドロ臭素化 |
授与された賞状
熊木渉さんのコメント
三浦先生が受賞を知らせてくれたときは、飛び上がるほどうれしかったです。
オンラインでの発表でしたが、事前準備を念入りに行い、プレゼンでは審査員の方が大きくうなずいてくださったりと、3年間かけて続けてきた研究を上手くアピールできたことが、受賞につながったと思っています。
ですが、何より三浦先生に学部生の頃からご指導いただき、雰囲気の良い研究室で研究をさせてもらえたことで今の自分があるので、三浦先生には本当に感謝しています。
大学院修了後は、化学に携わる仕事に就く予定なので、これまで培ってきた化学に取り組む姿勢を継続していきたいです。
三浦勝清教授より祝福コメント
熊木さんは、とてもアクティブで、何事にも臆することなく意見を述べることができるすばらしい学生です。
普段から非常に熱心に研究を行ったり議論しているのを見てきましたので、受賞は当然のことと言っても良いと思っています。
化学というのは、人の役に立つための学問の1つであると思うので、ぜひ楽しみながら研究者人生を歩んでいただき、それが世の中のためになることにつながれば、私としても大学で教育してきた甲斐があったなとうれしく思います。
研究室の仲間たちと
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