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「美人画」から日本美術を学ぶ-東京藝術大学特任教授 井谷善惠 氏をお招きした講義を開催

2021/12/10

講義後の記念撮影

日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている教養学部の専門科目「Introduction to  Japanese Culture」。ホームページでは講義の様子を毎週お伝えしています。

12月9日(木)の講義では、東京藝術大学特任教授の井谷善惠 氏をお招きし、日本美術における「美人画」について学びました。この講義では例年、「埼玉大学に美術館があると仮定して、展示作品として購入するなら、どの美人画を選択するか」をテーマに約30枚の美人画を鑑賞。その中から各々が埼玉大学の美術館に展示したいと思う作品に票を投じます。美人画の鑑賞に先立ち井谷先生からは、「絵の価値」についてお話いただき、絵の良い悪い、好き嫌いは見る人の感性によって違うので、自分の感性を大切にして自分の好きな美人画を選んで欲しいとお話いただきました。

その後、正倉院の「鳥毛立女屏風」から2021年の第8回日展作品「洋灯のある風景」まで、様々な時代の美人画を、絵の意味や時代的背景等を織り交ぜて説明いただきました。また、版画絵の説明では「見当違い」といった言葉で用いられる「見当」は、版画を多色刷りする際に版がずれないよう紙の位置を固定するための目印であるといったトリビアも教えていただきました。

31枚の絵の中で、今年一番多くの票を獲得したのは、顔を扇子で隠した舞妓の姿を描いた竹内栖鳳の「アレ夕立に」。顔を扇で隠しているにも関わらず美人と伝わる絵の佇まいに心を奪われる学生が多かったようです。

様々な時代に描かれた美人画を通して歴史、文化、絵画技法等の変化について学び、新たな側面から日本の文化の理解を深める、贅沢な時間を堪能した講義となりました。

東京藝術大学特任教授 井谷善惠 氏

絵の背景について説明を受けながら
各々が一番好きな美人画を選びます