社会連携事業「埼玉大学出張市民講座 in 桶川」を開催
2020/2/12
埼玉大学出張市民講座 in 桶川は、JR高崎線桶川駅西口おけがわマイン3Fにて毎年2回開催しています。
このたび、2月8日(土)13:30~14:30にかけて、本学教育学部金子康子教授によるテーマ「電子顕微鏡でみた植物の世界」が行われました。
当日は子どもからお年寄りまで約40名の方々が参加し、いつも見慣れている植物(※)を電子顕微鏡で見ると思いもよらない姿で映し出され、埼玉県の貴重な食虫植物ムジナモも含め、その驚きと?植物の生き方の秘密を紹介しました。
※紹介された植物…シソ?ローズマリー?ダイズの葉?アサガオ?ヒャクニチソウ?ハルジオン?セイヨウタンポポ?パプリカ?カキの葉?サザンカ?オオイヌノフグリ?サクラの開花前のつぼみ、国内最後の自生地「羽生市宝蔵寺沼」のムジナモ
質疑応答では「食虫植物であるムジナモはミジンコを捕獲し30時間で消化させるが、間違えてゴミを捕獲してしまった場合どうなるのか?」という質問に「捕獲したものに動きがなければまた葉を広げ作業を中止する、ムジナモは無駄なことはしない」と答え、次に「絶滅したムジナモを再生させるには昔の自然環境を整えるだけでよかったのか?」という質問に「実は当時使わなくなった古い風呂桶の中でムジナモが密かに生息し、それを利用した」と答え、終始ユーモラスで熱のこもった講座となり、桶川市民にとって休日の昼下がり、知的好奇心をくすぐる有意義なひとときとなりました。
- 会場の様子
- 教育学部 金子康子教授
- 終了後、個別の質疑応答
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