「メリンとシート」で鉄道の魅力を発信!-埼玉大学鐵道研究会 活動報告-
2020/1/17
埼玉大学鐵道研究会のメンバー全員で記念撮影
2019年12月24日(火)、本学学生サークル「埼玉大学鐵道研究会」が、千葉県のいすみ鉄道と小湊鐵道の2社で「埼大鐵研号」を運行しました。
「埼大鐵研号」の運行は、当会の「鉄道の魅力を発信する」という活動目的の下、数年に一回のペースで実施している当会最大の行事です。OBの皆さまや一般の方もご招待することもありますが、今回は現役メンバーのみでの開催となりました。
今回の行程は、いすみ鉄道の大多喜駅をスタートとし、上総中野駅から大原駅までのいすみ鉄道の全区間を貸切列車で往復した後、上総中野駅から小湊鐵道の代行バスにて不通になっている上総中野駅~里見駅間を移動後、里見駅から終着となる五井駅の小湊鐵道線の区間を再び貸切列車で移動するというものでした。終点の五井駅では、小湊鐵道様のご厚意により、駅に隣接している車両基地の見学も行いました。
埼玉大学鐵道研究会ではこれまでにも何度か貸切列車を運行しておりますが、いすみ鉄道と小湊鐵道の2社にわたって貸切列車を運転するのは初めての試みでした。
準備に携わった皆さまのお陰で、滞りなく運行を終えることができました。ありがとうございました。
いすみ鉄道大原駅にて
行先表示(メンバーの手作りです)
小湊鐵道「メリンとシート」号
(高滝駅?上総久保駅間を運行中)
オリジナルヘッドマーク
「むつめ祭」で展示します
2019年 埼玉大学鐵道研究会 会長 渡辺 笙悟さんからのコメント
今回乗車した車両はいずれも昭和の時代に製造されたもので、いすみ鉄道では国鉄の急行列車に主に使用されたキハ*28、小湊鐵道ではオリジナルのキハ*200という車両をそれぞれ定期列車に増結の形で貸し切りました。このうち小湊鐵道の車両にはJRの寝台特急「あけぼの」にあったお得な寝台「ゴロンとシート」のマークをモチーフにした、埼玉大学マスコットキャラクター「メリンちゃん」のオリジナルヘッドマークを取り付けました。
参加者は各々、時間が巻き戻ったかのようなのどかなローカル線の旅を楽しんでいました。
昨年10月の台風19号の影響により、今回貸し切りを行った小湊鐵道の一部区間が土砂崩れなどの影響を受け、バスでの代行となる区間がありました。今後全線が復旧した際は、また改めてお伺いしたいと考えております。
最後になりますが、今回の貸切列車を運行するにあたって、ご協力いただいたいすみ鉄道様、小湊鐵道様に改めて御礼申し上げます。また、今回製作しましたオリジナルヘッドマークは、むつめ祭での公開を予定しております。
是非とも当会のブースへお越し下さい。
今後も当会では、鉄道の魅力を積極的に発信するために、様々な活動に取り組んでいきます。
埼玉大学鐵道研究会の今後の活動にご注目ください。
※キハ:鉄道車両の記号 「キ」エンジンつき車両 「ハ」普通車
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