女子柔道で本学卒業生が東京2020オリンピック?パラリンピック競技大会を目指し活躍しています
2019/10/3
本学卒業生 趙 睦煕さん(チョウ モッキ、2016年3月教育学部卒)が、女子柔道韓国代表(63kg級)として、2019年7月に開催されたグランプリ?モントリオールで世界ランキング外ながら決勝まで進むと、イギリスのエイミー?リブゼイに逆転勝ちしてIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾りました。引き続き同月に開催されたグランプリ?ザグレブでは3位になりました。
今後、厳しい稽古を重ね、国際大会へ出場しながら、未来へつなぐ日本と韓国の架け橋として、東京2020オリンピック?パラリンピック競技大会出場を目指す本学卒業生 趙 睦煕さんを、皆さん応援しましょう。
決勝での内股すかし(グランプリ?モントリオール)
グランプリ?モントリオールで金メダルを獲得(左から2番目)
歓喜の瞬間(グランプリ?ザグレブ)
グランプリ?ザグレブで銅メダルを獲得
趙 睦煕さんからのメッセージ
私は埼玉大学卒業後、韓国の浦項市庁へ就職し、今年から韓国馬事会(KRA)の方に移籍しました。浦項市庁にいた頃は実業団優勝を一度、香港オープンで優勝が最高戦績でした。実業団二年目で手術をし、その時期はほとんど大会に出られていない状況でした。
KRAに移籍をした今年は、四年目にして初めての韓国代表になれて、やっとスタートラインに立ち、首の皮一枚繋がったという心境でした。なぜならここで代表選手になれなかったらオリンピックへの可能性がほぼ無いに等しかったからです。
韓国代表になって初めての国際大会がモントリオールグランプリでしたが、とにかく前日からワクワクしていました。やっとこの舞台に立てたことへの嬉しさと自分の柔道がどこまで通用するのかという期待で不思議と緊張はしていませんでした。その日は幼なじみの命日だったんですが、優勝したのち表彰台の上でその子が力を貸してくれたのかなとも考えていましたね。その後は、自分の柔道が大きく変わったとは思いませんでしたが気持ち的に大きな変化がありました。自信です。クロアチアで行われたグランプリの試合で入賞できたときは夢だったオリンピックが現実的な目標に変わった瞬間でもあり、モントリオールでの優勝があったからこその結果だと感じました。
これからオリンピックまで試合が続くので怪我をしっかり直して常に進化し続けていきたいです。
背負う国旗は違いますが、埼玉大学での四年間があったからこそ今の自分がいると思っています。埼玉大学の卒業生という誇りを持って、卒業してもこのように応援して頂けることに感謝してこれからも頑張っていきたいです。
全日本学生柔道体重別選手権大会女子57kg級優勝
(当時教育学部3年、右側)
2015年10月、学長表彰式の様子
(当時教育学部4年、2列目右から4番目)
学長表彰の受賞は、柔道を続けるうえで大変励みになりました。
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