「今昔マップ」で埼玉を見てみよう ~埼玉大学連続市民講座part8「埼玉を流れるもの -水と人-」第6回を開催~
2017/12/25
埼玉大学と読売新聞社さいたま支局との共催による連続市民講座part8「埼玉を流れるもの -水と人-」の第6回を12月16日(土)に開催しました。今回は、教育学部の谷謙二准教授を講師に「『今昔マップ』でみる明治以降の埼玉における交通の移り変わり」と題した講演が行われました。
講演をする谷准教授
会場の様子
講演では、過去の地形図を見ながら、人やモノを運ぶ交通がどのように変化したか、それによって地域はどのように変化したかを、「今昔マップ」を用いて解説が行われました。
今昔マップとは、過去?現在の新旧の地図を並べ、比較できるサービスで、インターネット上で閲覧することができます。開発に至った経緯として、過去の地図と現在の地図を比較する際、紙の地図だと整理が大変になるため、パソコン上で比較を可能にしたとのことで、当初はDVDにて配布をしていたものが、試行錯誤の末、現在の形になったとのことでした。
河川と県境の関係では、河川改修され河道が変更となった場合、県境は変更されないケースも多かったとのことでしたが、さいたま市境や群馬県境など、変更されるケースもあるとの紹介がありました。また、埼玉県にある鉄道では、現存しているもののほかに、廃線となってしまった鉄道の紹介もあり、どの区間をどのくらいの期間運行していたかの説明がありました。
当日は300名以上の方にお越しいただきました。受講生は熱心に地図を見て聞き入っておりましたが、「うらわ(浦和)」が旧地図では「わらう」になった際には、会場全体が笑うなど、和気あいあいとしたなか講演は終了となりました。
連続市民講座part8の最終回ということもあり、講演の最後では山口学長及び共催の読売新聞東京本社さいたま支局 吉山支局長から閉会の挨拶が行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。
挨拶する山口学長
挨拶する読売新聞東京本社さいたま支局の吉山支局長
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