学生発案の迷子を防止するアイデア「おまわりQR」が商品化しました
2017/7/3
本学経済学部に所属する学生が、「知財活用アイデア 全国大会2016」で提案したアイデアが、株式会社オプトエレクトロニクス、株式会社グローバルソフトウェア、五光印刷株式会社、株式会社ブルーリンクシステムズ4社の共同開発により商品化されました。「知財活用アイデア 全国大会」とは、大手企業などの開放特許を活用した商品アイデアを大学生から募り、支援機関とともにブラッシュアップを重ねながら競い合うことで、斬新なアイデアの創出をめざす大会です。
経済学部の学生4名(当時2年生の吉澤穂香さん、大金彩帆さん、小笹拓人さん、山口亮典さん)が、さいたま市産業創造財団と埼玉縣信用金庫の支援を受けながら提案し、商品化されたのは、子どもの名前や親の連絡先をQRコードを使い表示するリストバンド型の迷子防止札「おまわりQR」という商品です。子どもの手につけて使うもので、施設の入り口などで子どもの名前や親の携帯番号といった連絡のための情報を登録し、暗号化した情報が入ったQRコードを読み取り機などでチェックすると連絡先などが分かる仕組みで、商業施設や遊園地での利用が見込まれています。
おまわりQR
おまわりQRのポスター
吉澤穂香さんのコメント
埼玉縣信用金庫の橋本義昭理事長と写る学生たち
左から大金彩帆さん、小笹拓人さん、橋本理事長、吉澤穂香さん、山口亮典さん
商品化のお話を聞いたときは、学生のアイデアでも社会に認められるんだと誇らしく感じました。製品コンセプトの目の付け所自体は悪くはないと思っていたので、実際の製品にまで仕上げていただけてとても嬉しいです。
今の製品構想に行き着くまでにはかなり苦労しました。アイデアを出すだけなら簡単ですが、それは本当に需要があって売れる見込みはあるのか、収益構造やビジネスモデルは堅いものであるか、さらに特許の特性を活かすことも考慮しないといけません。何度もアイデアを白紙に戻して紆余曲折を経ましたが、こうして形に残せて学生時代の素晴らしい貴重な経験となりました。
今の製品構想に行き着くまでにはかなり苦労しました。アイデアを出すだけなら簡単ですが、それは本当に需要があって売れる見込みはあるのか、収益構造やビジネスモデルは堅いものであるか、さらに特許の特性を活かすことも考慮しないといけません。何度もアイデアを白紙に戻して紆余曲折を経ましたが、こうして形に残せて学生時代の素晴らしい貴重な経験となりました。
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