先端産業国際ラボラトリー第2回ヘルスケア?イノベーション?ワークショップを開催
2016/8/25
8月5日(金)、埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は「第2回ヘルスケア?イノベーション?ワークショップ」を開催しました。本ワークショップは、先端ラボのヘルスケア?イノベーション研究ユニットの取組みとして行われ、企業、自治体、そして大学関係者など約60名が参加されました。
最初に、綿貫啓一先端ラボ所長より挨拶があり、本ユニットにおける取組みについて説明がありました。これから共創型ワークショップや先端産業インキュベーション?スペースを活用して展開される取組みとして、埼玉大学?株式会社アルファテクノ?株式会社椿本チエインによる「人の作業熟練過程に倣った高性能滅菌環境下移載ロボットの開発」の事業紹介がありました。続いて早稲田大学教授松居辰則氏による特別講演「人工知能技術との共生による学習?教育環境を目指して」があり、参加者は人工知能技術に関する最新の動向および知見を得ることができました。
また、株式会社カーブスジャパン 執行役員 中内夢二氏から「産官学の取組み、および今後活用したい技術ニーズ」と題して産学連携の事例発表がありました。同社は、複数の研究機関および大学と連携して運動効果の科学的解明に取組んでおり、さらに自治体と連携し地域高齢者の健康促進への取組みや運動着の開発について紹介がありました。
さらに、独立行政法人中小基盤整備機構関東本部の芳賀啓一氏から「中小企業等経営強化法に基づく異分野連携新事業分野開拓計画」をテーマに公的助成金について、一般社団法人首都圏産業活性化協会からは、産学技術連携イベントといった有益な情報の交換が行われ、有意義なワークショップとなりました。
なお、第3回のヘルスケア?イノベーション?ワークショップは10月5日(水)に開催する予定です。
綿貫先端ラボ所長
早稲田大学教授 松居辰則氏
(※)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、産学官金連携による研究?開発協働、事業化等を見据え、融合科学研究科(仮称)と産業界?地域社会インターフェィスとして、共創型ワークショップや先端産業インキュベーションを実現するために平成28年4月に設置されました。先端ラボには、先端産業分野別に「ヘルスケア?イノベーション研究ユニット」及び「メディカルイノベーション研究ユニット」の2つの研究ユニットを設置しています。
参考URL
【9月21日(水)】先端産業国際ラボラトリー メディカルイノベーション研究ユニット第1回ワークショップ開催のご案内