「さいたま市パーソナルモビリティ普及シンポジウム」が開催されました
2016/3/22
3月1日(火)、ホテルブリランテ武蔵野にて、さいたま市と地域産学官共同研究拠点として本学に設置されているNeCST(埼玉次世代自動車環境関連技術イノベーション創出センター)の主催で「ひとにやさしい“遅い交通”」をテーマに「さいたま市パーソナルモビリティ普及シンポジウム」が開催され、会場には一般の方、関連分野の企業の方々を含め約80名の参加がありました。
シンポジウムでは、さいたま市 清水勇人市長、本学 佐藤勇一理事?副学長の挨拶のあと、NeCSTモビリティと経済活性化システム創成研究会主査である本学大学院理工学研究科 長谷川孝明教授から「“遅い交通”の意義とスロービークルレーンの概念」と題して、大阪市立大学吉田長裕准教授から「海外におけるスロービークルの動向」と題して、それぞれ特別講演が行われました。
次いで、さいたま市パーソナルモビィリティ普及研究会の技術研究事例として「『新しいモビリティ社会』を実現するイノベーションプロジェクトの取組み」の中から、芝浦工業大学 古川修教授による「ジャイロ制御による2輪車転倒防止システムの開発」、株式会社ベルニクス代表取締役社長 鈴木正太郎氏による「非接触給電(ワイヤレス)の技術」や「ワイヤレス充電方式を用いた電動自転車(本学との共同研究)の実証実験」等についての発表が行われました。
続いて行われたパネルディスカッションでは、「P/SV/V(歩行者/車両/自動車)の3モード交通社会の意義と可能性」をテーマに各分野の専門家による討論会が行われ、活発な意見交換がなされました。参加者からも多くの質問があり、参加者のパーソナルモビィリティへの関心の高さが伺われ、有意義なシンポジウムとなりました。
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挨拶する清水市長
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挨拶する佐藤理事?副学長
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講演する長谷川教授
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パネルディスカッションの様子